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季節ごとの庭のお手入れ
基本的な季節ごとに必要なお手入れをまとめてみました。
地域によって他にもお手入れが必要な事もありますので、お気軽に「庭創作倶楽部参加店」へご相談下さい。
春(3~5月)
暖かくなり始めるこの季節は、植栽や移植など、庭木にとって始まりの時期です。また、気温の上昇に伴って、病害虫の活動も活発化してきますので、きちんとした対策が必要です。
植栽
暖かくなってくるこの季節は、庭木を植えるのに最適な時期です。ただし、木を植える時には生態的なことも配慮し、調和面からも管理面からも充分考慮する必要があります。施肥
新芽の時期に、早く丈夫な良い芽を出すよう「芽だし肥」を与えましょう。また、花が咲いたあとや実を収穫したあとの木には「お礼肥え」を与えましょう。病害虫対策
新芽や新葉の伸びるこの時期に病害虫が多く発生します。大切な庭木を守るためにも、必ず薬剤散布を行いましょう。生垣の刈り込み(一回目)
生垣は、手入れをしないで放っておくと丈が高くなり、横幅が広まってくるだけでなく、枝の出方が粗くなり、下枝が上がって寿命が短くなってしまいます。これを防いで一定の高さと幅を維持し、枝葉を密生させるには、刈り込みをすることが必要です。新芽が展開して新枝の伸び切った5月頃に、一回目の刈り込みを行いましょう。夏(6~8月)
梅雨に入り、蒸し暑い日が続くと病害虫が発生しやすくなりますので、庭木の整枝剪定を行いましょう。また、暑い日が続くと水不足による枯れが起こったりします。水やりと暑さ対策をきちんとしましょう。
剪定
ツツジ類は花が落ちた後花殻が汚く残り、来年の花芽が初夏に形成されますので、花が落ちた後早くに整枝剪定や刈り込みを行いましょう。
水やり
庭木などの樹木は根を深く張っています。少量の水を毎日やるのではなく、1週間に一度程度土壌深く水が浸透するような水やりをします。
生垣の刈り込み(二回目)
7~8月には徒長枝(とちょうし:樹木の幹や太い枝から上方に向かって真っ直ぐに長く太く伸びる枝)が出て形が乱れるので、二回目の刈り込みを行いましょう。
葉水
夏の暑い時などに葉からの蒸散量を抑えたり、庭木の葉に塵埃が付着しているため、水を与えます。葉水は、朝早くか夕刻に行います。
病害虫対策
ドクガやイラガの仲間が多く発生しますので、水やりや剪定の際は注意して作業を行いましょう。
間引き剪定
落葉樹を含めて7月に入ると幹のあちこちから芽を吹いてきます。そのまま放っておきますと上部の勢力を阻害しますので、不要の物は切り取りましょう。
剪定
ツツジ類は花が落ちた後花殻が汚く残り、来年の花芽が初夏に形成されますので、花が落ちた後早くに整枝剪定や刈り込みを行いましょう。水やり
庭木などの樹木は根を深く張っています。少量の水を毎日やるのではなく、1週間に一度程度土壌深く水が浸透するような水やりをします。生垣の刈り込み(二回目)
7~8月には徒長枝(とちょうし:樹木の幹や太い枝から上方に向かって真っ直ぐに長く太く伸びる枝)が出て形が乱れるので、二回目の刈り込みを行いましょう。葉水
夏の暑い時などに葉からの蒸散量を抑えたり、庭木の葉に塵埃が付着しているため、水を与えます。葉水は、朝早くか夕刻に行います。病害虫対策
ドクガやイラガの仲間が多く発生しますので、水やりや剪定の際は注意して作業を行いましょう。間引き剪定
落葉樹を含めて7月に入ると幹のあちこちから芽を吹いてきます。そのまま放っておきますと上部の勢力を阻害しますので、不要の物は切り取りましょう。秋(9~11月)
この季節は台風に対する注意が必要です。大切な庭木を守るためにも、早めに対策をとりましょう。また、晩秋は冬に向けての準備が必要です。庭木が無事に冬を越せるように、防寒対策も行いましょう。
台風が来る前の対策
浅根性の木や樹冠が繁りすぎているものなど、風で倒れやすい庭木には、支柱をしておきましょう。また、すでに支柱をしてある木は、縄が緩んだり切れたり腐ったりしていないか点検しておきましょう。しかし、台風が近づいて風が強くなってからの作業は危険ですので、絶対に止めておきましょう。台風通過後の処置
台風の風は、塩分を含んでおり、砂塵や土を巻き上げます。 台風が過ぎたら、大量の水で洗い流しましょう。また、枝が折れたり倒れてしまった木は、掘り起こしをしたり添え木をしなくてはならないため、業者に相談しましょう。生垣の止め狩り
生垣は夏の間に刈り込んでおけばかなり形を保っていますが、その後も少しは伸びています。10月下旬くらいに冬に備えて最後の刈り込みをしておきましょう。しかし、春に開花する木は、もう花芽を付けていますから、刈り込みは控えましょう。病害虫対策
花芽を付けた木を守ったり、冬に向けての消毒の意味も込めて、この時期に薬剤散布を行いましょう。移植
落葉樹は、11月中には、ほぼ葉が落ちてしまい春まで休眠に入りますので、移植のするのにはちょうど良い時期です。防寒対策
防寒は幹にワラを巻いて保護する方法と、囲いを作って寒風に当たることを防ぎ、敷きワラやビニールで根元を覆ったり(マルチング)して地熱の低下を防ぐ方法があります。雪の多い地方では、骨組みをしっかりしないと倒れてしまいます。雪折れを防ぐのには、また違う巻き方があります。雪に備えての冬囲いや、雪吊りもこの季節に行っておきましょう。冬(12~2月)
冬になると、来期に備えた対策が必要です。春になって病害虫が一斉に孵化しないよう冬のうちに駆除しておきましょう。また、この時期に肥料を与える事によって、春になって庭木が活動しやすい状況を作る事ができます。
病害虫の卵の駆除
初冬の頃、木の幹や枝を見てみると、害虫が産卵しているのがよく目に付きます。冬を越す前に駆除しておきましょう。また、落葉や枯れ枝を株元や庭の隅に積んでおくと、害虫や病原菌の越冬場所になるので早いうちに処理をしておきましょう。寒肥
根の活動がもっとも低下しているこの時期に、土の中で時間をかけて分解して栄養になる肥料を与えることで、根にダメージを与えることなく、最適の肥料を庭木に与えることができるので、遅くとも根の活動が活発になる、2月上旬までに済ませましょう。植え替え
1月下旬から2月半ばにかけての時期は、花木が休眠期のため、植替えに適している時期です。2月に入ると開花や開葉に向けた根の活動が始まるため、その前に植替えを行うと、花付きを損なうことなく、春を迎えられるからです。ただし、冬は最も寒い時期なので、植替えには注意が必要です。剪定
太い枝の剪定は、樹液の動き始める前のこの時期が最適。表皮が剥がれにくく、回復が早いからです。
他にも、庭木の種類や地域によってのお手入れがあります。専門的な知識が必要になってくるお手入れなどは業者に任せたり、季節ごとの管理を一切、業者に任せてしまうといった方法もあります。お庭を綺麗に保つために、最善の方法を考えましょう。